にっぽんの美しいこと ♯01<つづきをつくる滋賀のお話>

豊かな自然に培われた滋賀の「水と共生する」暮らし。人と自然を未来につなぐ、美しき文化から学ぶこと。

白鬚神社

白鬚神社 出典:びわ湖高島観光ガイド 

 

エソラニは滋賀県の東近江にある、管理の徹底された化粧品工場で生産をしています。琵琶湖の東に位置するこの場所は、鈴鹿山麓からの伏流水が流れ込む自然豊かな地域で「呼び水バーム」はその美しい地下水を利用して作られています。

バームさて、滋賀と言えば琵琶湖を思い浮かべる方が多いと思いますが、この琵琶湖を中心とした豊かな水源の秘密は、周辺の山麓に降った雨が河川をつたって流れ込む近江盆地の地形や気候にあります。なんと460もの河川が琵琶湖には流れ込んでいるということなので、そのスケールの大きさには驚きますよね。

つまり滋賀は湖の水源となる森や山々が広がる自然豊かな場所。湖を取り巻く地域の各所には、水にまつわる文化や暮らしが深く根付いています。今でも人々はその自然や文化を大切に守り、後世へとつないでいます。

 

 

水と人の営みが調和する世界。湧水と生きる針江の「カバタ」。

高島市にある針江集落は琵琶湖の西に位置しているため、比良山系のブナの原生林に溜まる雨や雪が伏流水となり、各家屋の地下から澄んだ清水が湧き出ています。

湧水は「生水(しょうず)」と呼ばれていて、この土地で暮らす人々はこの「生水」を飲料水や炊事などの生活に利用。地下20m近くから汲み上げた水が、台所から家中を巡るシステムは「川端(カバタ)」といって、水道水の設備に頼らずとも生活を営むことができます。

かつては琵琶湖周辺で多く見られたこの文化は、まさにライフラインの温故知新の知恵として、大きな財産を未来につないでいます。

カバタの風景 出典:びわ湖高島観光ガイド

日々の炊事の中で野菜を洗ったり冷やしたりすることはもちろん、その炊事によって出た野菜のかけらを水路の鯉が掃除してくれる。カバタで自然の恵みが循環するさまは、日本の暮らしの原風景を感じられる貴重な場所なのです。

 

滋賀に点在する水辺の風景と暮らし。

琵琶湖の東、東近江にある伊庭(いば)内湖に隣接する伊庭集落も、古くは琵琶湖水運の要衝として賑わい、「伊庭千軒」と称されるほどに栄えていた地域です。今でも集落には街中に張り巡らされた石積みの水路が残っていて、水郷ならではの景観を目にすることができます。

また、琵琶湖や周辺の内湖にはヨシ(「アシ」とも呼ばれるススキのような植物)の群落が多く残っています。湖国らしい郷土の原風景は、魚の住処や、野鳥の生息、水質保全など多くの役割を持っており、琵琶湖の環境保全に役立っているのだそう。滋賀県では、生態系の保全を積極的に定めた全国で初めての条例として「ヨシ群落保全条例」の施行もされており、周辺に暮らす人々が積極的にヨシを守りながら、美しい水と自然を後世へとつないでいます。

ヨシの群生 ※image

 

水と祈りがかさなる場所。

白鬚神社 琵琶湖と白鬚神社の夕暮れ 出典:びわ湖高島観光ガイド

水の恵みと共に生きてきた背景から、滋賀では水に感謝し敬う文化も多く存在しています。豊かな水の恵みと美しい景観を生み出す琵琶湖は古くから「水の浄土」としても信仰されており、周辺に多くの寺社が建立されてきました。今も祭事などで湖に宿る神を崇敬する姿を見ることができます。

 

未来へとつづく、新しい滋賀の魅力。

地上1100mのテラスに思わず息をのむような雄大な景色が広がる「びわ湖バレイ/びわ湖テラス」。「びわ湖バレイ」とは標高1108mの打見山と標高1174mの蓬莱山、ふたつの山頂を結ぶ一帯の総称で、そこへ展望スポットとカフェを備えて加わった施設が「びわ湖テラス」です。

びわ湖テラス© Alpina BI Co., Ltd. All Rights Reserved. ※冬のびわ湖テラスの営業は、Grand Terraceとテラスカフェのみの営業になります。

 

びわ湖テラスは、滋賀の雄大な自然を新たな魅力と共に体感できるスポット。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色が広がるフォトジェニックな光景は、まるで異世界にたどり着いたような感覚で心を潤してくれます。

滋賀テラス フォトグラファー @atsu_jun様 インスタグラムより

 

 

ノスタルジックな日本の原風景と共に存在し続ける「滋賀の水や暮らしの文化」。心を動かす美しい景色や自然と、未来へと紡ぐサスティナブルな取り組みは、エソラニの「つづきをつくる」ことへのヒントにも溢れています。

このほかにも、滋賀にはどこか懐かしくジーンと心を打つような素敵なスポットがいっぱいあるので、まだ行ったことが無いという人は、ぜひ観光の参考にもしてみてくださいね。

乙女ヶ池

 

現在、東京日本橋にある滋賀のアンテナショップ「ここ滋賀」にてesoraniの商品を展開頂いています。→NEWS記事はこちら

 

 

参考WEBサイト: 

サムネイル写真:(公社)びわこビジターズビューロー
https://www.biwako-visitors.jp/photo/

https://ja.biwako-visitors.jp/japan-heritage/about/

https://www.pref.shiga.lg.jp/biwakatsu/handbook/106541.html

https://harie-syozu.jp

https://www.higashiomi.net/media/miru/a190

https://www.biwako-valley.com/tips/biwako_terrace/

 

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